幽遊白書 第1巻

学校や大人社会の冷たさが随所に上手く描かれている。
不良ではあるが人間的な暖かみのある幽助や桑原を応援したくなる。

ぼたんと幽助が空から見下ろした夜の街が綺麗だ。確かこのシーンはアニメ版のEDでも使われたんだっけ。けっこう脳裏に焼きついてる。なんか無性に土曜日に通ってたサッカークラブを思い出すなぁ。

死んだ幽助が試練を受けてる間は一話完結型で、幽助のまわりで起こる生と死のドラマが秀逸。

どのエピソードも話の出来がよい。
「孤独の旅路!!の巻」はちょっと目がじわっときた。

各話に使い切りの主役が割り当てられ、幽助とぼたんは第三者的に流れを追う。
読みやすいアウターゾーンのような構成。