どうしたら上手く絵が描けるか
久々に(初めて?)真面目に技術的な記事を書きます。
今後はこういう記事もちょくちょく書いていこうと思います。テーマさえ思い浮かべば。
「どうしたら上手く絵が描けるか」
学問に王道なし。お絵描きもしかり。しかし目の前の問題を片付けることで確実に少しずつ上達していくことはできます。
目の前の問題とは?
それは人それぞれかと思いますが、問題だらけで手がつけられないという人はひとつひとつ切り分けて考えてみてはいかがでしょうか。
「下手すぎてどこをどうすればいいかわからない」
まず「下手だから」という考えをやめることから始めます。下手さという抽象的な表現でひとまとめにしているうちは細かい原因も見えてきません。現実に問題となっているそれぞれの部分に目を向けていきましょう。
「どうすればいいかわからない」に関してですが、実はそういうカオスな状態にあっても見る場所を限定すればそれほどカオスじゃない場合が多いのです。
なのでまずは描いた絵の中のどこでもいいので一箇所に着目してください。
そうするだけでチェック項目が一気に1/100くらいに減ります。プログラミングでいうところのボトムアップチェックです。
それでもまだどこがおかしいかわからなければさらに絞り込むか一旦着目する箇所を変えてみましょう。
その繰り返しです。
個々のパーツの完成度が高まったら今度はパーツ同士のバランスをチェックします。
「おかしいところはなんとなくわかった。でもどう直せばいいかわからない」
比較対象があればどちらがいいか判断するのはそれほど難しくはありません。なので別案を用意してみます。そして見比べてみて良いと思った方を採用しましょう。
たとえ最初に描いたほうがマシだったとしても、「ああ描くよりこう描いたほうが良く見える」というデータが取れて経験が積めたのでよしとします。
そうやってデータを蓄積してコツコツと経験を積んでいけばだんだん別案の精度も上がって必要な比較回数も減っていきますし、慣れてくればイチイチ別案を描かなくても頭の中で比較することもできるようになります。最終的には1発で最適解が求まることも多くなり比較も必要なくなります。
このプロセスこそが「絵が上手くなる」というものの本質かも知れません。
なので、寄り道な気がしてももめんどくさがらずいろいろ試してみることです。
「どうしたらドット絵が描けるか」
ジャギ消し(アンチエイリアス)が一番の関門かと思われますが、ジャギ消しに捕らわれすぎる必要はありません。
ピクセルのキリのいい状態で表現できたものにはジャギ消しは必要ありません。
一度ジャギ消し禁止という縛りプレイをしてみてください。
そうするとどうしても汚い部分が出てきます。そこがジャギ消しすべきところです。
闇雲に全箇所ジャギ消しするつもりで取り掛かっていたら見つからなかったことでしょう。
この方法は割とオススメです。