AKIRA アキラ

さて、今日も元気にアキラを賞賛しとこうかな。

これ連載当時の評判はどうだったのかと思ってウィキペディアで調べたところ、

以降の漫画・アニメ作品に多くの影響を与えた。

とあり、大友克洋先生自身の項でも、

当時の新進漫画家に多大な影響を与え、多くの亜流的な画風・表現方法を持つ漫画家が現れた。

とあります。

それもそのはず、この作品は漫画というよりもはや構図の教本です。
数ページ読んだときに既にそう感じました。

得意な構図・メジャーな構図に偏って描かず、ありとあらゆる角度に意欲的に挑戦されており、さながら構図事典とでもいいましょうか、この漫画に使われてる技法さえ盗んでしまえばもう一人前に漫画が描けてしまう、そんな内容ですよ。

冒頭から凄い俯瞰・アオリの嵐です。

とりあえず第一巻41ページ目の一コマを模写してみましたけど。

このカットは僕の技術でもなんとか真似して描けるものの中から選んだのでややありきたりな構図ですが、本編はもっとアクロバティックかつダイナミックな構図が飛び交ってます。

このカットで着目してほしいのは鼻と唇です。こんな鼻ペチャでしかもアヒルのような口であっても女性としての美しさをいささかも失っていないこの画風…、くぅ〜!信じられません。

もちろんストーリーも今見てもなお揺るぎない。

アキラはもうどんなに時代が進んでもいつまでも絶対的な存在で君臨しそうな感じです。

ところで僕の文章、今までアキラに関して大量に記事書いてきましたけど、こんなに書きながらもネタバレをほぼゼロに抑えてるのって凄いっしょ(笑)

それというのも皆さんにも是非とも読んでもらいたいからですゥ!