Winny敗訴

しかし、今週はいいニュースばかりではなく、Winny敗訴という暗いニュースも。治安維持法並にひでえ。

違法行為を幇助する可能性がないソフトウェアなんて存在するんですかね?
SRCなんか完っ全にアウトだし、メモ帳でさえアウトやん。

文章一文でもそれが著作権を有する文章だったら勝手に使ったら違法ですもんね。例えば歌詞とか商標とか。

ということは文字データを保持するパブリックな機構であればどんなものでも違法な情報を保持してそれを不特定多数のユーザに閲覧させる、あるいはデータとして配布してしまう可能性があるわけで、それを防止する手立てを講じないと(つーかそんなこと不可能)、幇助と取られるならば技術屋はほぼ全員摘発される可能性があるってことですよね?

すでに2ちゃんねる管理人のひろゆき氏なんかはWebサイトの管理業をしているだけで告訴されて賠償命令喰らってますけど、これもトンでもなく異常なことじゃないでしょうか。放任主義的過ぎとはいえ、何も悪事を働いたわけじゃない管理人を告訴するなんてあんた矛先間違えすぎもいいとこでしょう。悪いのは誹謗中傷の書き込みをしたヤツだけでしょうに。

2ちゃんの件にしても今回のWinnyの件にしても技術屋の魔女狩りですかね?
ともかく今回の判決は日本経済を支えているIT業界そのものを否定するものだと僕は思いますよ。

まあ百歩譲ってそれは拡大解釈だとしても、とりあえず最低でも日本におけるP2P技術の分野は死んだも同然っすね。

P2Pは次世代を担う立派な通信技術なのにこの分野を根絶やしにした今回の判決が与える経済的損失はどんだけなんだろう。兆に届くのでは。