製作に関して

以前、アイコン製作に関して、技術の向上に限界を感じてると書きました。

僕はまだまだ未熟ですし、僕より上手い方もたくさんいらっしゃるのは重々承知なんですけど、僕の中ではもう今の自分のレベルにかなり満足しちゃってるんですよね…。
満足と言っても「俺すげえ!俺上手めえ!」みたいなナルシスト的なニュアンスじゃないすよ?^^; ぼんやりと「あ、描けた。まあ、こんなもんだなー。」みたいな感じです。

ナルシスト的に感動できてるならむしろそっちのほうがいいでしょうね、アイコン製作を楽しめてるってことですから。

昔は1枚描くのに苦難の連続、山あり谷ありでドラマさながらでした。
あっち行ったりこっち行ったり嵐の中を彷徨ってるかのような大冒険でしたねー。

そして晴れて完成ともなればもう新大陸発見ってくらいの大感動だったんですが、今は描く前から頭の中で完成図もイメージできちゃって、描き始めれば途中はさほど何のアクシデントにも見舞われず、あたかも舗装された道路をゴールに向かって一直線に進むかのように確実で、なおかつ単調な作業と化してます。答えのわかってるクイズを機械的に解いてる感じとでも言いましょうか…。

こんな感じの「出来て当たり前」みたいな体勢になっちゃうと、出来上がったときの感動がほとんど無くなっちゃうんですよね…。

頭の中での作業手順の組み立てはまだそれなりに楽しめてるんですが、頭の中で具体的に固まって「よし、これでOK!」と思っても、今度はそれをもう一度手で描かないといけないのってのが同じ作業を2度してる感覚なんですよね^^;

そして描き始めれば、当たり前のように何の問題もなく、当たり前のようにイメージ通りのものが完成する。

それって味気ないですし、なんの盛り上がりもないです…。物語で言えば、起承転結の承と転がすっ飛んじゃってるような…。

あー、昔のあの興奮はどこへやら。

描き終わったあとに「まだだ!まだ何かが足りない!!」みたいな不完全燃焼感でもあればいいんですけどそれもなく…。

設計書だけ僕が作ったら実作業は機械にでも渡したい気分です^^;

これって職人としてどうなんでしょ?
我ながら、こんな状態では成長できるものも成長できないと思います。

アイコンが恋人だとしたら今は倦怠期ですなwww

今後はアイコン作成のスキル向上にばっかり固執せず、ひとまずこれはこれで置いといて、別のスキルを鍛えていく方向に浮気しましょかねw

とりあえず今後も必要に応じてアイコンは描いてきますけど、"アイコン描き"という肩書きはもうそろそろ卒業します。アイコン製作も含めて、もっといろいろやれるマルチクリエイターを目指していきたいと思いますねー。

アイコンに関しては、今後は自分の技術を高める方向からは退いて、後輩への指導を中心にやっていこうかと。